最近の皮膚科は処方箋の説明が異常な程に少ない。というか説明する気がない。
忙しいのか、やる気がないのか知らないが、最低限の説明をするべきではないだろうか。
とにもかくにも、愚痴を言っていたってしょうがない。わからないことは自分で調べるしかないのだ。
この記事では、私のような好奇心旺盛の人のために「ヒルドイドローション」の効果を最低限、人に話すことができるレベルまでは持っていこうと思う。
「成分」の視点から「ヒルドイドローション」の効果を理解し、最後には実際に4年毎日欠かさず使った私のレビューも記載する。

ガゼルです。現役国公立大学院生。
人生を「快適」に生きるこつを発信してます。
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【結論】ヒルドイドローションのメリット・デメリット


- メリット:肌に潤いを与え、血行を促進する
- デメリット:少しベタつくこと
ヒルドイドの成分


成分を下記に列挙する。
有効成分
1g中 ヘパリン類似物質 3.0mg
その他成分
添加剤グリセリン、セタノール、ミリスチルアルコール、白色ワセリン、スクワラン、セトマクロゴール1000、モノステアリン酸グリセリン、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸メチル、ジイソプロパノールアミン、カルボキシビニルポリマー
https://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med_product?id=00070947-003
成分だけ挙げられても、「効果」が分からなければ意味がない。
どの成分がどのような効果をもたらすのか次章でまとめた。
成分を踏まえたメリット


①高い保湿効果
ヘパリン類似物質は、皮膚の水分保持能力を高める効果を持つ。。
肌の角質層に水分を取り込み、蒸発を防ぐ。ヒアルロン酸とどうようの効果を持っている。
水分を保持することができると、
- 肌のバリア機能の強化
- 肌のターンオーバーの正常化
- シミ、しわの予防
など様々なメリットが見込まれる。
②血行促進作用
ヘパリン類似物質には血行を促進する作用があり、外傷後の腫れや内出血の軽減に効果的である。これにより、皮膚の再生を助け、傷跡を目立たなくする効果が期待できる。
③肌のバリア機能の強化
ヘパリン類似物質による、水分保持、血行促進は肌のバリア機能を強化する。
水分保持によってバリア機能の強化プロセスはこちら
- 角質層の水分を増やし、細胞間脂質の働きを補助
- 肌の隙間を埋め、バリア機能の破綻を防ぐ。
成分を踏まえたデメリット


①油分が多め
白色ワセリンやスクワランなどの油性成分が多く含まれているため、塗った後にべたつきを感じることがある。
②即効性には欠ける
継続的に使用することで効果が得られるが、即効性は期待できない。そのため、急激な乾燥や炎症には別の治療が必要な場合がある。
③誤った使用による副作用の可能性
医薬品であるため、長期間の使用や過剰な使用によって副作用が起こる可能性がある。特に、健康な肌に頻繁に使用すると、肌のバリア機能が低下することがある。
作者体感レビュー


メリット
筆者が使用した体験では、以下のメリットを感じた。
保湿力
ヒルドイドを使うことで、乾燥がひどい冬場でも肌がしっとりと保たれた。また、肌のツヤや柔らかさが増したように感じる。
ただ、ヒルロイドの使用期間が短いため、あまり参考にしないでほしい。
血行促進による肌の回復
軽い打撲や青あざに塗ると、回復が早まる印象を受けた。血行促進作用が実感できる。
デメリット
べたつきが気になる
油分が多いため、特に夏場はべたつきを感じやすい。夜に使用する分には問題ないが、朝の使用は少量に抑える必要がある。
まとめ


ヒルドイドは、高い保湿力と血行促進作用を持つ医薬品であり、乾燥肌や外傷後のケアに適している。ただし、べたつきや誤った使用による副作用の可能性があるため、適切な範囲で使用することが重要である。